まらしぃ2daysライブまでの更なる高揚感

こんな超絶カッコ良いカノンを聴いたことがあるだろうか。ただでさえライブ待ち遠しい日々なのに、クラシック曲がロックサウンドに! これをライブで聴けたらって期待が高まるどころか、絶対に聴きたい!観たい! 同じ空間で体感したい‼︎ 音圧感じたい‼︎ ライブの準備バッチリ‼︎

呼び起こされるRock魂

まらしぃ2daysライブの数日前、とんでもない動画が投稿された。まらおバンドのカノン。

ぶっ飛んだ。脳みそ震える。

ゾクゾク ザワザワ ドゥワーッッ!カッケー!!!

まさかピアノ、ベース、ドラムのトリオでクラシック曲がこんなになるなんて度肝抜かれた。

この人たち自由だわー

指弾きベーシストさん、なんとも言えないエロさとテクニックの混ざったスピード感ありつつの余裕ある定速運転。

ツインペダルのドコドコドラマーさん、手数も足数も多いけれど嫌味なく若さ溢れて弾け飛んでる。

人間よりも大きいグランドピアノと一体になり迫力と綺麗さの沁み渡るメロディを紡ぎ出す、美しいシルエットのまらしぃさん。この2人の手練れどもを包み込んだり解き放したり、ピアノで自由自在に空間を行き来する。

クラシックもロックも大好きなだけに、こんなアレンジたまらん。これライブで見れたら大事件だよ。まさかアンコールとかでゲストに来ちゃうんかな?!期待大!待ち遠しさ倍増する。

ところで、まらおバンドって何だ?

まらおバンドで検索したら、もう一つ動画見つけた。

ベートーヴェンの運命

イヤ待て、何このカッコ良さ。ちょっとヤバイっしょ。込み上げてくるRock魂!

イヤまじで何なんねー言葉失う。

ピアノとドラムだけ、シンプルなのにロック!ロック!激ロック!

うわー!凄い出会いをしてしまった。

しかし、こんな安藤忠雄ばりのコンクリート打放し大空間でピアノ演奏って有りデスか?

映像もとてもかっこいい。

サルもなんやらカツラかぶって正装して額におさまってる。最近このピンクのサルが愛嬌あるカワイイ奴に思えて来た。

この時点で、ピアノ買うの10としたら、今8まで来た。

音楽が好きだったんだ

まらおバンドのカノンと運命に出会って、山下洋輔と林英哲のボレロを思い出してしまった。若かりし頃何度もライブに足を運んだYngwie Malmsteenや聖飢魔IIも思い出してしまった。

ジャズピアノと和太鼓、ロックとクラシック、日本舞踊とロックの融合。ジャンルにとらわれず音楽やってる人たち(悪魔たち!!)。

だから、まらおバンドをカッコいいと思う必然。

これまで好きだった音楽のことを思い出してしまった。

「まらしぃ」は自分からしてみたら今時の若者で、インターネットという不思議な場所で活動していて、とにかく未知の人なだけに興味津々。

自分はピアノをやめて30年以上経過している。この間に「まらしぃ」は生まれて成長して、主にネットでも活躍するピアニストという自分の想像もつかない世界を生きている。

好きな曲を自分好みにアレンジして自在にピアノを操る姿。親心で見守り応援したい気持ちと、自分が10代の頃に戻った気分で憧れる想い。複雑に絡まり合いつつ、やっぱりピアノやりたい、音楽やりたいという衝動に駆られる。

音楽いいな。こんな感慨にふけってて、やっぱり音楽が好きだったんだ。

ライブ待ち遠しい。これまでの仕事漬けな自分にはあり得ないくらいのソワソワ、ドキドキ、ワクワク感。それすら貴重な楽しい時間。

どんな音楽に出会えるのか。

ライブに行ってなんぼの学生時代を過ごしてきたワクワクする感覚がよみがえる。

コメントが流れる驚き

ヒャッ!なんじゃこりゃ〜

2019年12月。初めてニコニコ動画のニコ生と言うのを見た。画面に文字が、コメントが流れてるぞ。しかもコメントで演奏見えない(笑)。

これはどーゆーことか。落ち着けよ、自分。

どうやら生放送中に視聴者はコメントできるらしい。視聴者さんどうしの会話も成立しているようだ。不思議だー、今こんなのが流行ってるのか。知らなんだー

第二次カルチャーショック勃発。

深夜に何千人も視聴してるってこと?日本全国で同時に見ていて、おそらく見ず知らずの人たちが集まって画面上で会話して、そのコメントをまらしぃさんが拾って、なんか会話が成立してる。おもしろーい。

意味の分からないコメントも多数。きっと仲間内の略語かな?

しかし、すっごいインターネットの世界があるもんだ。

曲が終わると一斉に「88888888」となる。ピアノの画面見えないよー。これは拍手かい?ハチハチつまりパチパチってことかい?いやー考えたもんだねー。これがライブだったら怒涛の如くオーディエンスの歓声が響きわたるんだろうと思うと身震いする。

大昔、今はもう取り壊されてしまった代々木体育館でのMETALLICA来日公演に行った時の野太い大歓声と地響きを思い出す。

けど、いくらロックなカノンでもピアノのコンサートだし、そこまではないか。それにゲストあるか分からないし。あーでも期待する。

生で演奏聴けるだけでもドキドキする。早くライブ行きたい。

あとから知ったこと。このニコ生って随分前からあるらしい。もしかして知らないの自分だけ?世の中の人は、普通にコメントとか参加して、楽しいひと時を過ごしているのだろうか。

更にあとから知ったこと。この生放送というのは、誰もが自分の番組をつくって配信できるんだと。うっそー。こんな動画の世界が身近にあるのか。

何で自分はこんな画期的な楽しみを知らなかったんだろう、ほんとに。自分の仕事と分野が違うとこんなにも知らない世界があるのか。でもこれら動画の世界は娯楽でもあるし、何だか時代に取り残された感が否めない。

こんなことを思いながら、ライブまであと数日。はやる思いを落ち着かせ、とにかく仕事頑張るのだ。